長野・松本市を舞台にしたSF少女コミックス、高野苺「orange」が5巻で計400万部を突破した。同社や日販が出資する映画「orange―オレンジ」の観客動員数も226万人を超え、当初20億円を目標にしていた興業収入は26億円（1月11日時点）に上っている。双葉社の代表作、「クレヨンしんちゃん」「かりあげクン」などに次ぐヒット作品になった。

昨年7月に創刊した双葉社ジュニア文庫でも「orange」を刊行。2巻で計10万3000部を発行。3巻目は3月に発売する予定。昨年11月には双葉文庫（ノベライズ版）も発売し、すでに8万5000部と版を重ねている。これらを含めた発行部数は426万部を超える。双葉社ではコミックス5巻で各100万部、計500万部を目指すという。