紀伊國屋じんぶん大賞、『断片的なものの社会学』に
文=新文化編集部
紀伊國屋書店は1月18日、「紀伊國屋じんぶん大賞2016 読者と選ぶ人文書ベスト30」を発表し、大賞は岸政彦『断片的なものの社会学』(朝日出版社)だった。
2014年12月から1年間に刊行された人文書を対象に、一般読者からアンケートを募集。それを元にしてベスト30を選定した。紀伊國屋書店の主要店舗では、2月6日から3月上旬までフェアを開催する。
2~10位は次の通り。
2位=森田真生『数学する身体』(新潮社)
3位=大澤聡『批評メディア論』(岩波書店)
4位=武田砂鉄『紋切型社会』(朝日出版社)
5位=小熊英二『生きて帰ってきた男』(岩波書店)
6位=栗原康『はたらかないで、たらふく食べたい』(タバブックス)
7位=ピーター・メンデルサンド『本を読むときに何が起きているのか』(フィルムアート社)
8位=加藤典洋『戦後入門』(ちくま書房)
9位=松本卓也『人はみな妄想する』(青土社)
10位=高橋源一郎、SEALDs『民主主義ってなんだ?』(河出書房新社)