第154回「芥川賞・直木賞」決まる
文・写真=新文化編集部
- 直木賞を受賞した青山氏、芥川賞の本谷氏、滝口氏(左から)
日本文学振興会は1月19日、第154回「芥川賞・直木賞」の選考会を開き、芥川賞に滝口悠生氏の「死んでいない者」、本谷有希子氏の「異類婚姻譚」、直木賞に青山文平氏の『つまをめとらば』(文藝春秋)を選んだ。
滝口氏は2度目のノミネートで受賞。受賞作の単行本は2月6日に刊行予定だったが、受賞を受けて発売日を前倒し、1月28日に文藝春秋から発売される。本谷氏は、石川県出身者として初めての受賞となった。受賞作は1月20日、講談社から初版8000部で刊行され、5万部を重版。取次搬入日は1月26日。青山氏の『つまをめとらば』も今回の受賞を受け3刷目の重版となった。