紀伊國屋書店新宿南店の和書売場、20年の歴史に幕

文=新文化編集部

8月7日午後8時半の閉店後、和書売場撤退を惜しむ客と出版社・取次会社関係者約100人が居残り、高井昌史社長などが3階売場で挨拶に立った。同社長は「20年間、皆様とともに歩んできた。ありがとうございました」と感謝の意を伝え、今後も国内外に4店程度の出店予定があると話した。紀伊國屋サザンシアターについては所有権を高島屋に移管、運営は紀伊國屋書店が受託した。
新宿南店の吉田稔店長、6階で営業を続ける「Books Kinokuniya Tokyo」の舟木幹男GM、新宿本店の西根徹取締役店長も挨拶した。客のなかには泣き出す女性もいた。

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挨拶する高井社長


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レジ前に長蛇の列ができた3階売場

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