AZホールディングス、クラウドファンド活用で翻訳出版サービス
文=新文化編集部
クラウドファンディングを活用して世界の未邦訳本を翻訳出版するウェブサービス「サウザンブックス」を開始した。読者ニーズの少なさやそれに伴う少部数の事情などにより、商業出版が困難ケースは多々あるが、同サービスによりその打開を目指す。
同社が独自に選んだ本やウェブ上で一般から募ったタイトルについて、そのニーズや権利関係を確認し、コストの算出などをした上でプロジェクトを進行していく。すでに『Anything But a Dog!』(米)などが進んでいる。利用者は支援金額に応じて、翻訳完成後の電子書籍や紙の書籍が提供される仕組み。
クラウドファンドにおける目標金額は最低限の原資で、その後の翻訳、編集、印刷コストなどはすべて同社が担う。翻訳者として、金原瑞人氏などが賛同・参加することも決まっている。