三省堂書店、「レシート小説」提供
文・写真=新文化編集部
- レジで提供される「レシート小説」(右)(画像を一部加工)
8月15日、三省堂書店の約30書店でショートショート作家・田丸雅智氏とのコラボ企画「レシート小説」を始めた。店内のすべての文庫本を対象に、購入者に田丸氏書き下ろしショートショート作品「POP職人」が印字されたレシートを無料で提供する。新刊『夢巻』(双葉文庫)を刊行記念して企画された。神保町本店2階、文芸書コーナーで田丸氏の著作を中心にしたフェアも行っている。田丸氏はキノブックスが主催する「ショートショート大賞」審査員長も務め、ショートショート作家の育成にも取り組んでいる。8月24日には池袋本店で同大賞の応援団で劇団EXILEの秋山真太郎さんとショートショート講座を開く。
同店営業企画室の内田剛課長は、「(ショートショートを使って)今後も田丸さんとともに、多くの版元を巻き込んで面白いことができそう。お客様により喜んでもらえるような企画も考えていきたい」と話している。「レシート小説」は8月21日まで。