KADOKAWA、タイ、中国で新会社
文=新文化編集部
このほど、タイの大手総合出版社・アマリン社(バンコク市)と合弁会社「KADOKAWAアマリンカンパニーリミテッド」(同)を設立することで合意した。KADOKAWAホールディングスアジア(KHA)を通じてマンガやライトノベルなどの多言語化出版、訪日観光客に向けたメディア事業、デジタルプラットフォーム事業を展開する。9月中に設立し、10月中に営業を開始する予定。
アマリン社はタイに約200店舗の書店チェーンを運営するほか、出版印刷や取次業なども手がける。ほかにもネット書店や女性ファッション誌、デジタルテレビ放送局も有し、訪日観光客を対象にしたメディア事業も手がけている。
さらに、KADOKAWAはKHAと中国の中南出版伝媒グループ関係会社の合弁会社、広州天聞角川動漫有限公司について、テンセントグループと中南出版伝媒グループの関係会社と資本業務提携を締結。今後、テンセントグループにおける中国での電子プラットフォームでマンガやライトノベルスの展開を加速させる。メディアミックス戦略も共同で検討・推進していくという。