アニメツーリズム協会が発足、「アニメ聖地」選定へ

文=新文化編集部

観光資源の掘り起こしや訪日観光客の各地への送客を促進するため、一般社団法人アニメツーリズム協会が9月16日、発足した。理事長はアニメ監督の富野由悠季氏、副理事長はKADOKAWAの角川歴彦会長と日本動画協会の石川和子理事長が務める。今後、アニメや漫画の舞台・地域となった「アニメ聖地」を88カ所選定し、地域や企業、コンテンツホルダーに新たな経済効果をもたらしていく狙い。

同日行った会見で角川副理事長は「今、日本のポップカルチャー、サブカルチャーは世界で大きな存在になっている」とし、同分野の成長戦略における中核として活動していくと語った。そのほか理事として、成田国際空港社長、ジェーティービー取締役、日本航空副社長などが名を連ねている。

「アニメ聖地」については、12月末まで一般からの意見をウェブ上で募集。これを参考にしながら地域・行政と連携し、2017年をめどに88カ所を発表するという。

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