三鷹図書館(東京)、読書介助犬招き読み聞かせ体験

文・写真=新文化編集部

三鷹図書館(東京)、読書介助犬招き読み聞かせ体験
指導員の補助のもと、読書介助犬に読み聞かせをする子ども

10月1日、犬に本を読み聞かせる「わん!だふる読書体験」を開き、三鷹市在住の5~10歳の子どもを中心に12人が参加した。人と動物のふれあい活動を行っている公益社団法人「日本動物病院協会(JAHA)」が協力。読書介助犬は、静かに読み聞かせを聞く訓練を受けている。読書や人前で声を出して本を読むことが苦手な子どもが、介助犬が静かに聞いてくれることで、本を読んだことの達成感や自信につながるという。

欧米では「R.E.A.Dプログラム」の名称で学校や図書館で普及しているが、国内の公共図書館で実施されるのは初めて。企画した三鷹市立図書館協議会委員の大塚敦子氏によると、アメリカでは営業時間後に書店内で行っている例もあるという。子どもたちは、JAHAの指導員から介助犬への接し方を学んだ後、自分で選んだ絵本などを読書介助犬に読み聞かせ、笑顔を見せていた。

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