「文庫X」、中身は『殺人犯はそこにいる』(新潮文庫)
文・写真=新文化編集部
- トークイベント会場には、
各書店 オリジナルの文庫Xが展示された
12月9日、ジャーナリスト・清水潔氏の『殺人犯はそこにいる』と発表された。同書は、栃木・群馬両県で起きた連続幼女誘拐殺人事件を取材したノンフィクション。
「文庫X」はさわや書店フェザン店の長江貴士氏が発案。文庫本にオリジナル全面帯を巻き、タイトルも中身も読めないようにして販売した。7月21日から開始し、同店だけで5001冊を売上げた(8日時点)。同様の試みが47都道府県の書店に広がり、約650書店で展開されている。現在までに18万部(13刷)を発行している。
同日午後6時半、タイトル公開イベント「文庫X開き」がさわや書店フェザン店の入居する盛岡駅ビルフェザンで開かれる。著者の清水氏と長江氏が出席する。