2016年の「コミックス」(単行本)市場、紙と電子で過去最高額に
文=新文化編集部
2016年(1~12月)におけるコミックスの市場規模が、紙版と電子版を合わせて前年比4.8%増の3407億円で、過去最高額となった。出版科学研究所の調べによって分かった。内訳は、「紙版コミックス」が1947億円(前年比7.4%減)、「電子版コミック」が1460億円(同27.1%増)。仮に17年も同水準で推移すると、紙版と電子版の売上げがほぼ同額となる見込みという。
なお、16年のコミック市場全体の推定販売金額は4454億円(同0.4%増)。「紙版コミック誌」1016億円(同12.9%減)、「電子版コミック誌」31億円(同55.0%増)。