第27回神保町ブックフェスティバル、3日間開催で過去最高の人出
文・写真=新文化編集部
11月3日から5日、東京・千代田区神保町のすずらん通り、さくら通り、神保町三井ビルディング前の広場で行われ、過去最高の来場者で賑わった。本部では、会期中の来場者数は12万人を超えているとみている。参加出版社は142社で、188台のワゴンで汚損本や旧版などを割引販売。商店街にある飲食店関係のワゴンを含めると240台で出展数も過去最多。後日発表される全体の売上げも過去最高額になると思われる。
出版社による本の値引率は例年通り「半額」が目立ったが、「1000円均一」「500円均一」「70%オフ」「全品100円」など、多様な価格表示で値頃感をアピール。集英社の「海外版コミックス」は「1冊50円」とし、読者サービスに努めた。
先月、日本書籍出版協会が来年の「東京国際ブックフェア」を休止すると発表したことで、洋書バーゲンのワゴン10台と版元ドットコムのワゴン8台が急遽出展した。