第158回芥川賞・直木賞の候補作決まる
文=新文化編集部
日本文学振興会が12月20日、発表した。芥川賞候補には第54回文藝賞を受賞した若竹千佐子氏の初小説「おらおらでひとりいぐも」、直木賞候補には人気バンド「SEKAI NO OWARI」で、ピアノやライブの演出などを担当している藤崎彩織氏の『ふたご』が入った。選考会は来年1月16日、東京・中央区の料亭「新喜楽」で行い、同日受賞者の記者会見が開かれる。候補作は次の通り。
【芥川賞】
石井遊佳「百年泥」(「新潮」11月号)
木村紅美「雪子さんの足音」(「群像」9月号)
前田司郎「愛が挟み撃ち」(「文學界」12月号)
宮内悠介「ディレイ・エフェクト」(「たべるのがおそいvol.4」)
若竹千佐子「おらおらでひとりいぐも」(「文藝」冬号)
【直木賞】
彩瀬まる『くちなし』(文藝春秋)
伊吹有喜『彼方の友へ』(実業之日本社)
門井慶喜『銀河鉄道の父』(講談社)
澤田瞳子『火定』(PHP研究所)
藤崎彩織『ふたご』(文藝春秋)