DNP、出版界のビジネスモデル革新施策3点発表
文・写真=新文化編集部
- 記者会見で挨拶する浅羽信行常務
7月10日、東京・新宿区の市谷左内町ビルで開催した記者会見で発表した。
大日本印刷(DNP)は現在の出版変革期において「第三の創業」を掲げた。出版流通構造改革の実現に向け、企画・広告・製造・販売など出版流通のすべてに携わる同社グループの強みを活かす。読者が「欲しい本が、欲しい時に、欲しい形で手に入れられる」ことを実現するために、本のライフサイクル全体を支えるBook Lifecycle Management(BLM)、出版社の業務プロセスを最適なかたちに変革し、出版社がコンテンツづくりなどの「コア業務」に注力できるようにするBusiness Process Outsourcing(BPO)、コンテンツを消費者に届けるプロセスや形態を変革し、コンテンツを継続的・多角的に活用することで収益を最大化するContents Lifecycle Management(CLM)の3点を軸に施策を掲げ7月10日から、同ビルと加賀町ビル(東京・新宿区)で「出版イノベーション展」を開催。上記3概念に沿った取組みの展示のほか、有識者によるセミナーを実施している。同12日まで。