講談社決算、増収増益 「デジタル・版権」が「紙」上回る
文=新文化編集部
2月19日、東京・文京区の本社で定時株主総会および取締役会を行い、第82期(2019.12.1~20.11.30)決算と役員人事を決めた。
売上高は1449億6900万円(前年比6.7%増)で増収。利益面では、営業利益160億円(79.8%増)、経常利益163億円(同44.2%増)、当期純利益108億7700万円(同50.4%増)で大幅増益となった。
売上高の内訳は、「製品」635億0900万円(同1.2%減)、「広告収入」55億2200万円(同6.8%減)、「事業収入」714億5700万円(同16.4%増)、「その他」13億0700万円(同22.6%増)、「不動産収入」31億7300万円(同0.4%増)。デジタル・版権分野を中心とした「事業収入」が、初めて紙媒体の「製品」売上げを上回った。
「事業収入」のうち、「デジタル関連収入」は544億円(同16.9%増)、「国内版権収入」は82億円(同0.3%増)、「海外版権収入」は88億円(同32.9%増)。