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スノウ・クラッシュ
【ハヤカワ文庫SF】
ニール・スティーヴンスン
本体 各740円
2001/4
ISBN-4150113513
ISBN-4150113521
内山 沙貴
評価:C
あふれる泥のような情報の侵された空間が、実在と架空の隔離を拒んでいる。彼はイスに座っていると、部屋の中に透明なゴーストが暴力とハンマーを持って漂い始める。視線を彼に向けながら、舐めるように腰を振り、人魚のように尾を動かす。ふわり、ふわりと。静かに、静かに。そして彼は世界で孤独。彼以外、誰もいない。ここなら冥王星にだって行ける。古代ローマ人に会うことだって出来る。誰かがドアをノックする。ガチャリと戸を開けて入ってくる。笑顔でこちらに近づいてくる。するとゴーストたちは驚き、そそくさと消えてなくなる。不確実な世界が払拭されて、世界は現実と結ばれる。仕方がない、またここへ戻るのだね。彼の身体はジンと熱くなる。そんなぬくもりを最後には感じさせる作品だった。
大場 義行
評価:B
「夫婦茶碗」も読んでいて疲れたが、この本も読んでいてぐったり。「メタファーが崩れたのだ。彼のアヴァターはもはや、現実の身体のようには機能しない」とか書かれてもなあ。でも登場人物と、造り上げられた世界が面白いのでがんがん読んでしまう。そして疲れる。そんな本だった。<配達人>のヒロ、<特急便屋>のY・T。もうこう書いているだけで良く判らない感じだが、この二人とんでもなくいいです。特にY・T。彼女のとんでもない配達方法といい、キャラクターといい秀逸。最後に、今までパンクを読めなかった人でも、インターネットをやっていればなんとか苦戦しながらも読めるようになるという事が判って満足。パンクが苦手だった人は、この本から挑戦するのがいいのかもしれない。
操上 恭子
評価:C+
新刊採点員になって初めてのSF。もともとSFはかなり好きな分野で、新刊採点の課題に取り上げられないのを不満に思っていたくらいだから、喜んでいいのだけれど。それが「スノウ・クラッシュ」だなんて。はっきり言って、本当に何をどう言ったらいいのか分からないのだ。えーと、簡単にというか乱暴にいうと、コンピュータネットワークによる仮想現実空間と現実の世界が複雑に入り組んだ、ハッカーとウィルスの物語ということになるのだろうか。SFが好きな人なら好き嫌い得手不得手は分かれるだろうが、これが優れた作品であることに異論はないと思う。だけどSF読まない人はなぁ、始めからアレルギー起こしてしまう人多そうな気がする。でも、読んでみたら案外面白いかもしれないよ。
小久保 哲也
評価:未完読
どうしても肌に合わない作品というのがあるというのを知るのは、なんど遭遇しても驚いてしまう。スティーブン・ハンターの『悪徳の都』のときもそうだし、今回もそうだ。特に今回駄目だったと思われるのは、ルビと、括弧書きの多さかもしれない。<配達人>と書いてルビにデリヴァレイターと書いてみたり、”バーブクレイヴ”と書いて(郊外都市国家)と加えたりというのは、もしかして意味があるのかも知れないが、「家族」に「ファミリー」とルビを付けたり「特急便屋」に「クーリエ」とルビを付けたりするのは、全く意味がわからない。「AK-47(旧ソビエト製の小銃)を分解」と書くのなら、堂々と「旧ソビエト製の小銃 AK-47を分解」と書いていただきたい。まぁ、しかしそれが肌にあわない理由なのかと言われると、心もとないけれど。とにかく合わないものは、仕方がないのです。というわけで痛恨の未完読。
佐久間 素子
評価:C
想像力全開で挑んだが、所々で脱落。ハイスピードな展開なので、読み返しなんかした日には、とたんに鮮度がおちて、魅力半減だ。評価のCは、読解力のCかもなあと、無念である。実際、ストーリーはよくわからなくて、それでも結構楽しかったのだ。冒頭のおっかけっこを皮切りに、いけいけゴーゴーな疾走感は、うまく頭の中で映像化できたら、とても爽快だ。スケボー一本で世間を渡るヒロインはクールでキュートだし、ヒーローも理に走り気味とはいえ、力が抜けていてなかなかいい。それにしても、今時のSFはえらいことになっているもんだ。衝撃。細部の設定が妙におかしくて、水爆をもちあるく巨漢だとか、ハムラビ法典におけるバイナリシステムの導入だとか、思わず失笑。
山田 岳
評価:E
うーん。大友克洋がマンガにしはったら、おもろいかもしれへんけどなあ。スピード感ある文体は、途中で、なにがなんだかわからんようになってまうねん。近未来小説の主人公ヒロの父親は、太平洋戦争で日本と戦った?なんか、ようわからん設定やなあ。1944年に16歳で戦争に行って、中年のおわりでヒロがうまれたんやろ?ということはヒロの父親は、昭和3年生まれ。50歳のときにヒロが生まれたとすると、ヒロは昭和53年(’78年)生まれで、2010年には32歳かあ。いちおうは、あってんねんな。そやけど、違和感かんじるぞ。
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