不倫カップルを見抜く方法~『レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか』
- 『レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか―するどく見抜き、ストレスがなくなる心理術』
- 内藤 誼人
- 幻冬舎
- 1,155円(税込)
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いい年をしたカップルの旅行者が、ホテルに向かって歩いている。心理学者はその2人の姿を見ただけで「ははぁ、これは不倫だな」と簡単に見抜いてしまうらしい。
なぜ不倫ということがわかったか。それは"カバンの数"に注目したから。本当の夫婦ならスーツケースは1つである。あるいは、大きめのカバン1つが妥当なところ。しかし、不倫旅行に出かけるカップルは、別々の住まいから別々に荷物をもってこないといけないので、どうしてもカバンが2つになってしまうのだ。
心理学者の観察や推理というものは、実はこのようなものらしい。後からタネを聞いてみれば、「そんなもんか」と思ってしまうが、これがなかなか難しいのだ。ある程度の練習をしておかないとすぐにポイントを見つけることができない。
名探偵シャーロック・ホームズは「花嫁失踪事件」のなかでこう語っている。「わからないのは見えないからじゃなくて、見るべき場所を見ないから。それで大切なものを見落とすのさ」と。物事を判断する時には"見るべき場所"というのがあって、そこさえ見ることができるようになれば、誰でも心理学者顔負けの観察力を身につけることができるのだそう。
物事をきちんと観察し、そこから正しい答えを推理することができるようになれば、日常の様々な場面において有利な行動をとることができそうだ。心理学者の内藤誼人さんの本『レジ待ちの行列、進むのが早いのはどちらか―するどく見抜き、ストレスがなくなる心理術』には、「攻撃的な交鈔相手は?」「面接で採用されやすいのは?」「愛想笑いをしているのは?」「不倫しやすいのは?」といった仕事や恋愛における設問が次々に出てくる。これらをクリアしながら、観察力と推理力を身につけると、日常のストレスから少し解放されるかもしれない。一方、「この女性は不倫しやすいかどうか」「浮気しやすいかどうか」なんかが分かるようになれば、それはそれで、いろいろ役に立つ?