夫に家事を代わってもらう「うまい方法」~『無理しないほうがうまくいく! ナチュラル・キャリア実践術』
- 『無理しないほうがうまくいく! ナチュラル・キャリア実践術』
- 弓 ちひろ
- 朝日新聞出版
- 1,260円(税込)
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不況時代の今日、家計のことを考えると多くの女性は「結婚したら仕事を辞めよう」なんて思わず、仕事を続けざるをえない状況のようです。ならば共働きで家事もお互いに協力し合う「両立」を目指したいもの。ただ「夫の方が稼ぎもあるし...」となかなか上手に「家事を分担して」と言えない奥様が多いのも事実。そんな女性は"女優作戦"を使えばいいと、キャリアカウンセラーの弓ちひろさんはアドバイスします。
「ああ......、すっごい、肩が痛い......」。肩をさすりながら、つぶやく妻。
「え、大丈夫なの?」と心配する夫。
「うん......今日、忙しくて結構つらいんだ......でも大丈夫、アイロンやれるから」
「でも......、何か手伝うことある?」
「これをしてもらえると助かるけど......でも、いいよ。あなたも忙しいでしょう? ありがとう、心配してくれて」
これで結局、この日は夫がアイロンがけを代わってくれたんだとか。
ストレートに「忙しいんだから、あなたもやってよ!」と言いたくなる場面でも、相手のことも考えた上で、冷静に"女優"を演じたからこその奥様の勝利。
何でもバリバリこなすより、時には素直に甘えて弱さを見せられる、そんな女性がいつの時代も愛されるのかも。キャリアウーマンの女性ほど、素直になれない傾向があるようですが、もしこの"女優作戦"で上手に甘えられるようになったとしたら、まさに鬼に金棒。ますます仕事もうまくいき、ステキなキャリアを形成できるに違いありません。