巨大コウモリの絵が山中に現れる!？～『BILLY BAT 2 』

　11月中旬、栃木県下都賀郡岩舟町にある岩舟山山中で、コウモリの地上絵が発見された。その大きさは横約70メートル、縦約40メートルという巨大なもの。地元では「誰が何のために描いたのか分からない」と奇妙がっていたところ、すぐにその絵は消えてなくなったといい謎を呼んでいる。

　ウェブ本の雑誌編集部が調査したところ、その巨大コウモリは週刊漫画誌「モーニング」（講談社）に連載中の『BILLY BAT』に登場するコウモリにそっくりだということがわかった。『BILLY BAT』は、さまざまな時代と場所に現れる謎の「コウモリのイラスト」が人心を弄び、戦後史上最大の闇といわれる下山事件や、新約聖書におけるユダヤの裏切りを連想させる事件など、さまざまな歴史の闇に関わっていく物語。今回、岩舟山に描かれた巨大な地上絵については「よもやこの物語がノンフィクションなのでは？」と疑う人も。

　岩舟山は奈良時代に地蔵菩薩が現れたという云われをもち、一大霊場として関東の人々の信仰を集めた高勝寺（こうしょうじ）があることでも有名。日本三大霊山に数えられる山ではあるがコウモリとの関係は不明。

　いったい誰が、どのような目的で描いたのか真相は"闇の中"といったところだろうか。