頭が悪いと彼女ができない?~『モテの真実 』

モテの真実
『モテの真実』
織田 隼人
あさ出版
1,680円(税込)
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 「男性は論理的な生き物であり、女性は感情的な生き物」

 これはよく言われることですが、理解できていない男性がどれだけ多いことでしょう。

 一般的に「批評」といえば、良い部分も悪い部分も同様に扱い意見することですが、男性の心の中にはステータスアップの目的意識があるため、「よいところを褒める=自分の能力のなさを露呈する」ことになってしまいがち。ゆえに「批評」をしようとして、否定や批判ばかりになってしまうことってないでしょうか。これはデート時の会話のすれ違いとしても現れることがあり、「理屈でモノを語る」ことは、自慢話同様にやってはいけないデート・トークなのです。

 たとえば次のようなケースに心あたりはありませんか?
 
 あなたは大好きな女性と映画を観に行きました。アカデミー賞を何部門も獲得した純粋な恋愛映画です。鑑賞後に2人が感想を述べ合っています。

 彼女:「面白かったね」
 彼氏:「そうだね。でも、どうにもシナリオがちょっと甘いかな。ベタというか......」
 彼女:「でも、ヒロインが死んだと思ったら、本当は生きていたラストシーンは感動したなぁ」
 彼氏:「うーん、ヒロインを死なせて、そこで終わりならリアルで感動したかもしれないけど、生き返るなんて、ハッピーエンドの予定調和だよね」
 彼女:「......」(なんか、せっかくの感動が台なしになっちゃったなぁ)

 いかに男性が"論外"な話しをしているかわかるでしょうか。彼女からしてみれば、せっかく感想を言ったのに男性が「批判」を返してくると、「なに、この人。感動を共有できないなら、一緒に観なければよかった...」と思ってしまいます。モテる男の人からすれば、「あぁ、この男は頭悪い。女性が喜ぶポイントを分かってないなぁ」と思うそうです。

 もちろん、男性同士なら問題のない会話です。むしろ批判しあう方が、「相手がどう出てくるか」を楽しむゲーム性が増し、本能に従った会話ができます。

 しかし、今、目の前にいて話をしているのは自分の彼女になるかもしれない女性。気をつけないと「彼女いない歴」を更新する結果となってしまいます。モテるためには「知識」が必要。どのような服装が好かれるか、どのような会話をすれば好感を持たれるかなどを「知る」ことで、モテる能力を身につけることができるのです。

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