エッチの醍醐味はスリルにあり～『ぶっちゃけ蒼井そら 』

　2009年も「ハイブリッドカー」「アルコール分0.00%ビール」「ファストファッション」など色々なヒット商品が生まれたが、流行語部門でいえば「草食系男子」は限りなく上位に来るのではないだろうか？

　「草食系男子」とは、一言で言えば恋愛に積極的ではない男子のこと。ただしこの単語にはより細かいニュアンスが含まれており、「料理を作ったり洗濯をしたりするのが好き」「ファッション的には小綺麗でおしゃれ」「甘いものが好き」「穏やかで家族とも仲が良い」といったファクターが「草食系男子」の特徴とされている。しかし、いずれにせよ「草食系男子」の大前提は「恋愛並びにセックスに関して極めて淡白なこと」だ。

　こうした傾向についてAV女優のトップアイドルであり、タレントとしても活躍している蒼井そらは「原因の1つは、ネットで手軽にエッチなものが見られるって時代になったことはあると思う」と指摘。「パソコンがない時代は。エロ本やエロビデオをこっそり隠れながら見てたわけで、そのスリルが興奮につながった。けどパソコンや携帯でいつでもそういうものが見られる環境だと、エッチなことに対する努力をしなくなる。努力が足りなくなると面倒臭くなって、リアルな女の人でヌケなくなってしまう」と、男性の深層心理を見事に丸裸にしてみせた。

　そして蒼井は「電話や門限だってそう。ルールや制約があるから面白い。携帯電話だと『親が出たらやだな、頼む！出ないで』っていうスリルがない。大人になったから今こそ分かる」と、より分かりやすい例えで話しを説明。「草食系なんて意味が分からない。モテる男になりたくないの？」と悩める男性陣にカツを入れ、「やっぱり男は好奇心があってこそ」と、草食系男子への嫌悪感を自著『ぶっちゃけ蒼井そら』で露わにしている。