仕事ができる人は○○○○も上手い~『出世する男はなぜセックスが上手いのか?』
- 『出世する男はなぜセックスが上手いのか? (幻冬舎新書)』
- アダム 徳永
- 幻冬舎
- 777円(税込)
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「セックススクールadam」をご存知でしょうか? これは14年の歳月と1,000人以上の女性との実践的フィールドワークを経て、「スローセックス」を確立させたアダム徳永氏によって設立されたスクール。東京・六本木にあり、予約には三ヶ月以上も待たなければならないほどの人気だそうです。
「スローセックス」とは、射精や女性をイカすことを目的とせずに、五感をフル活用して、愛と性エネルギーを交流させ、"感じる"というセックスの本当の醍醐味を時間を忘れて堪能するセックスのこと。かみ砕いて言えば、愛し合う男女2人が快感を共有することで、快感の先にある幸福を得るための行為です。
今日の日本人男性のほとんどがセックスだと思っている行為は、イクことを目的とした男性本位の射精行動。気持ち良くなれない女性からは当然のごとく不満が噴出し、仲を深めるはずのセックスが、トラブルやストレスの種になってしまうこともしばしばです。
男女がハッピーになれるセックスとそうではないセックス。感の良い人だと、この両者の関係がビジネス社会の勝者と敗者の構造に似ていることに気づくかもしれません。自分だけ特をする、または目先の利益だけを求めた場合、一時的に利益を得ることがあったとしても「自分さえよければ」と考える限り、お互い(ビジネスパートナーなど)の幸福は実現できません。自分も相手も利益を得ることができるWIN-WINの関係性を長期に渡って構築し、さらに自分が成長していくための努力を続けられるビジネスパーソンだけが、成功の先にある幸福を、生涯を通じて得ることができるのです。
このセックススクールには、アダム徳永氏がどれほどのものかと、"自称"テクニシャン男性が道場破り感覚で訪れるそうです。しかし、アダム氏にいわせると、ほとんどはセックス初級者とドングリの背比べでしかない程のお粗末なスキルなんだそう。実際にセックス上手な男性は、100人に1人いるかどうか。そして、この密度の濃い人間観察のなかで、アダム氏がたどりついたのが、「出世する男は、セックスが上手い」ということ。ほんの一握りの存在である、セックスの上手い男たちは、見事なまでにその全員がビジネスでも成功を収めているという結果が出たそうです。
男としては、仕事でもセックスでも成功したいもの。勝利の法則を解説しているアダム氏の著書『出世する男はなぜセックスが上手いのか?』、男だったらに一度は手にとるべき本かもしれません。