7万人参加のクイズ大会の衝撃的な結果とは?~『クイズ鉄道王決定戦』

クイズ鉄道王決定戦
『クイズ鉄道王決定戦』
クイズ鉄道王決定戦 制作委員会
扶桑社
1,365円(税込)
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 どちらかと言えば日陰の趣味であった鉄道ファン。「いい大人が電車に乗ったり、写真を撮ったり、模型に熱中したりして」と揶揄されることが多かったが、最近ではタモリ、原田芳雄など「鉄っちゃん」を公言する有名人が現れ、「鉄道好き」をアピールするアイドル「鉄ドル」なるものまで存在するようになった。今ではゴールデンタイムのテレビ番組や一般の週刊誌、さらに女性誌などでも鉄道特集が組まれることも珍しくない。

 そんな流れを受けて今年の7月29日から8月31日に、携帯電話のau(KDDI)のモバイルサイトで実施された「クイズ鉄道王決定戦」。「新幹線」「ブルートレイン」「駅・駅弁」「路線」「車両」「列車」「時刻表」「豆知識」の8ジャンルのクイズ1000問に挑戦するという企画は大好評を博し、実に7万4320人もの挑戦者がクイズに挑んだ。そのクイズと解答がこの度書籍化され、鉄道ファンから注目を集めている。

 中でも鉄道ブームの本物ぶりを感じさせるのがその挑戦者の内訳。全7万4320人中、女性が1万6350人(22%)を占め、1000問すべてに解答した人が9489人(13%)。そして驚くなかれ、1000点満点が9人もおり、1000問中5問間違えただけで、ベスト20にも入れないという超ハイレベルな戦いが繰り広げられている。

 ちなみに、1000問中もっとも正解率が低かったのが、「東北新幹線開業時に盛岡駅で行われた出発式で、くす玉から出てきた垂れ幕に書かれていたのは?」という問題。

 並みいる鉄ちゃんを苦しめたこの問題の正解率は6.8%だった。 ※正解は「ハンサムトレイン」

 ほかにも一言トリビアや、読んでためになる解説が満載で、これ一冊読み込めば相当な"鉄分"を摂取できることは間違いない。正月休みに1000問にチャレンジしてみてはいかがだろうか?

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