あなたに彼氏・彼女ができない本当の理由~『20歳のときに知っておきたかったこと 』
- 『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』
- ティナ・シーリグ
- 阪急コミュニケーションズ
- 1,470円(税込)
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みなさん、疑問に思ったことはありませんか? 顔はたいして格好よくないし、話が面白いわけでもない、かといって頭が良いわけでもなく、これといった魅力があるようにも思えない。にもかかわらず、モテる男性っていますよね? 一方で、イケメンなのにモテない男性もいます。
現在、モテない人たち=非モテの人たちのためのSNSサイト「ひもてSNS」が話題です。どうやら、モテない人たちが互いの傷を舐め合ったり、慣れ合ったりして「モテなくたっていいじゃん」ってことみたいですが、なかには"イケメンから学ぶナンパ術"なんてコラムもあったりして......。結局はみんな「モテたい!」というのが本音のようです。
『20歳のときに知っておきたかったこと』と題した本書は、著者のティナ・シーリグが20歳になる息子の誕生日プレゼントとして書きあげたもの。20歳を超えた人が読むと、もしかしたら後悔してしまうかもしれません。なぜなら本当に「知っておきたかったこと」が満載だからです。
例えばこんな話。
成功者には必ず失敗はつきもの。避けられるものではないのです。多くの成功者は、多くのことへ挑戦した経験から、大きな成果を得ることが出来ると自信を持っています。同時に、途中に落とし穴があることも重々承知していると言います。それは、大なり小なりある様々な課題に当てはまります。そこに「イケメンでもなく面白いわけでもないのにモテる男性の理由」がありました。
たいしてカッコイイわけでもないのに、女には困ったことがない男性にその友人が思い切って聞いてみました。「どうして、切れ目なく女性と付き合えるのか」と。そうすると、彼は「単純なことだよ。魅力的な女性がいたら、片っ端からデートに誘っているんだ。なかにはイエスと言ってくれる娘もいるからね」と答えました。数少ないヒット打つために、彼は誰よりも多くバッターボックスに立ち、誰よりも多く空振りもしていました。つまり、彼女を作るためのそれなりの努力をしていたということ。
これで少し、非モテの男性も安心したのではないでしょうか? あなたに彼女・彼氏ができないのは、ブサイクだからでもイケてないからでもなく、単純にバッターボックスにさえ立っていなかったからかもしれません。家にいて「出会いないかな~」なんてボヤいていても何もはじまりません。外に出て、多くの物事にチャレンジする人の方が当たり前ですが成功する確率は高いのです。
また、本書では「失敗のレジュメ」を書くことを推奨しています。「こんなメールを送ったら返事がなかった」「こんな行動が女性に引かれた」など、過去の過ちを思い出し、そこから同じ過ちを繰り返さないよう学習していくのです。ちょっとしたことですが、効果は絶大。もちろん、恋愛以外でも仕事や私生活全般を見直すきっかけにもなります。
「非モテ」と「モテ」の違いって、案外些細なことだったりするのかもしれません。