お化け屋敷で“恋”は芽生える?~『人はなぜ恐怖するのか?』
- 『人はなぜ恐怖するのか?(ナレッジエンタ読本19)』
- 五味 弘文
- メディアファクトリー
- 945円(税込)
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お化け屋敷で期待するのが異性との「吊り橋効果」。吊り橋の上で異性に声をかけられた時、恐怖によるドキドキと恋愛によるドキドキを錯覚して恋に落ちるというアレです。これは恋愛において効果的な心理学と言われています。
五味弘文さんは日本で唯一(?)のお化け屋敷プロデューサー。1992年に後楽園ゆうえんちの『麿赤児のパノラマ怪奇館』で、日本で初めてお化け屋敷のイベント化に成功。その後も東京ドームシティアトラクションズにおいて、赤ん坊を抱いて歩く『赤ん坊地獄』、手錠に繋がれて歩く『LOVE CHAIN~恐怖の鎖地獄』、死体の口の中を覗いて歯形を調べる『闇の歯科病棟』などを行い、常に新しいお化け屋敷をつくり上げてきました。
驚くべきは、一つのお化け屋敷を完成させるために人間の心理・行動パターンを分析し、恐怖という感情について徹底的に考え抜いていること。"本当に怖い"お化け屋敷は「そこまでするの!?」という緻密な計算の上に成り立っていることが著書『人はなぜ恐怖するのか?』からゾクゾクと伝わってきます。
そんな五味さんがプロデュースする最新のホラーハウスが8月12日、原宿のラフォーレミュージアム内に4日間の期間限定でオープン。今回はなんと、あの森永製菓の「ハイチュウ」とコラボしたお化け屋敷です。
8月12日の「ハイチュウの日」にちなみ、ホラーハウスのコンセプトは「812年に1度だけ訪れる魔界へのトンネル出現」。魔界へ続く異次元トンネルを抜けると、そこには魔界のハイチュウ工場があり、先が見えない暗闇の中を手探りで進むストーリー。工場内では侵入者である来場者を捕まえようと、様々な仕掛けが待ち受けます。
そして無事にゴールにたどり着くと、このイベントのためだけに作られた"禁断のハイチュウ"を食べることができるんだとか。果たしてその禁断のハイチュウのお味とは?
また、恐怖のプロフェッショナル・五味さんがハイチュウをテーマにどのようなホラーハウスを仕立てたのかも気になるところ。入場無料の今回のスペシャルお化け屋敷、異性を誘えば「吊り橋効果」でカップルになれるかも。トライしてみる価値はありそうです。
【ハイチュウ ホラーハウス】
日時:8月12日(木)~15日(日)
時間:11時~19時
場所:ラフォーレミュージアム原宿
"禁断のハイチュウ"は会場で1日100箱、1人1箱限定で販売も。
詳細はハイチュウの公式HPで ⇒ http://www.morinaga.co.jp/hi-chew/