富士の樹海でコンパスが狂うのはホント!?~『TRAMPIN'』
- 『TRAMPIN’ vol.1―OUTDOOR MAGAZINE (CHIKYU-MARU MOOK)』
- 地球丸
- 980円(税込)
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富士山ブームが止まらない。昨年の7、8月に富士山の八合目でカウントされた登山客の数は約29万2千人。環境省の統計によれば過去5年間で約9万人が増加し、夏の2カ月間だけで約30万人もの登山客が富士山に登るようになった。
そのブームのけん引役として目立つのが若い女性。山小屋が新たに更衣室を作ったり、トイレに生理用品を置いたりするなど「女性に優しい」配慮が広がったことも要因といえそうだ。なかには個室完備の山小屋や、ケーキまで出すようになった山小屋もあるというからびっくり!
そんな中、富士山の特集を組んだのが8月8日に創刊された『TRAMPIN'』。TRAMP(トランプ)とは「どしんどしんと歩く」「放浪する」などの意味を持つ英単語で、TRAMPIN'はニュージーランドではトレッキングとほぼ同じ意味で使われる言葉なんだとか。
その『TRAMPIN'』が富士山特集の中で興味深い実験をしていたのでちょっとご紹介。それは「青木ヶ原では本当にコンパスが狂うのか?」という実証取材。青木ヶ原の樹海に入り込むと「方位磁石がぐるぐる回って止まらない」というのはウソなのか本当なのか? TRAMPIN'編集部員はデジタルとアナログの2タイプのコンパスをもっていざ樹海に突入。果たして、その結果は......。
ほかにも、「富士山の名前は竹取物語のかぐや姫伝説に由来している」とか「このままだと富士山は低くなる?」など、富士山にまつわるトリビアや雑学がたくさん掲載されている。また、初めて泊まる人にとってはナゾが多い(?)山小屋の常識、非常識などがわかりやすい見取り図と一緒に紹介されていたり、ギア選びのポイントなども詳しく載っていたりするので、この夏富士登山を考えている人は、この特集を読んでから富士山に登ると他の登山客より余裕をもって富士山を楽しめることうけあいです。