名編集者・柿内芳文さんが星海社に移籍~『ベストセラーの仕掛人』

ベストセラーの仕掛人―売れる本はどのように生まれるのか (出版をめぐる冒険)
『ベストセラーの仕掛人―売れる本はどのように生まれるのか (出版をめぐる冒険)』
アーク出版
2,520円(税込)
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 『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
 『99・9%は仮説』
 『若者はなぜ3年で辞めるのか?』
 『4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する』
 『江戸三〇〇藩 最後の藩主』
 『最高学府はバカだらけ』
 『就活のバカヤロー』
 『ウェブはバカと暇人のもの』

 このタイトルの本に共通することが何か分かるでしょうか? 答えは、同一編集者が手がけた本ということ。光文社の新書編集部に在籍していた名編集者・柿内芳文さんが8月31日付けで光文社を退社し、9月から星海社に移籍しました。

 星海社とは、講談社の100%出資子会社として設立された、講談社初の社外ベンチャー出版社。同社のホームページによれば、書き下ろしの小説・マンガのデジタル版を全て無料で提供するウェブサイト「最前線」を9月にプレオープンするとあります。

 また、そこで発表されたコンテンツを講談社が発売元となり紙の本でも出版。同時にイベント・映像化なども行い、紙の本の出版にあたっては今年11月に「星海社FICTIONS」と「星海社文庫」、来春に「星海社コミックス」と「星海社新書」のレーベルを立ち上げる予定だそうです。

 その星海社(講談社)の採用ページには、次にように書いてありました。

 弱い編集者は、創作者と読者を不幸にします。
 強い編集者は、創作者と読者を幸福にします。
 僕たち星海社は、だからこそ、強い編集者をつくりたい。

 その「強い編集者」の第一号として、星海社初のシニアエディターとして迎えられたのが柿内芳文さんのようです。思わず買いたくなるタイトルを考え、数々のベストセラーを生み出してきた柿内さんの新天地での活躍に要注目です。

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