ジュンク堂池袋本店がまち歩きイベント-大雨の中で「ブクロッチング」
- 『ストリート・ウォッチング―路上観察と心理学的街遊びのヒント』
- 小林茂雄+東京都市大学小林研究室
- 誠信書房
- 1,365円(税込)
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9月23日(秋分の日)にジュンク堂書店池袋本店が主催した、読者参加型のまち歩きイベント「ブクロッチング」が開催された。東京都市大学の小林茂雄先生と小林研究室メンバーの著書『ストリートウォッチング-路上観察と心理学的街遊びのヒント』(誠信書房)の出版を記念して研究室の学生が企画したもの。
あいにくの悪天候の中、一般参加者と研究室の学生を合わせて総勢約30人が参加。参加者はよく池袋に来るという大学生や、まち歩きが半分仕事という建築関係の方など職業も年代もさまざま。
雑司が谷・鬼子母神堂から池袋班、目白班、雑司が谷班に分かれてまち歩きをスタート。おもしろい風景はツイッターにどんどんアップ! 普段見慣れている風景も「おもしろいものはないか?」と探しながら歩くと、ツッコミたくなる看板、おかしなオブジェなどに次々と気づく。まちの中にあるもので"しりとり"をするといった「まち遊び」も体験し、よりまちを身近に感じることができた。
後半のトークショーでは、小林先生がストリートウォッチングをする際のポイントを披露。また、まちにあった気になるものの写真を各班で発表し、一番おもしろかった班には研究室の著書がプレゼントされた。さらに、参加者全員に今回まわったコースを写真付きで記した「ブクロッチングMAP」が配付された。
参加者は、「普段見過ごしていたようなところにおもしろいものが潜んでいてワクワクしました!」と話すなど、ストリートウォッチングを満喫。「大雨でどうなるかと思ったけど、雨の日だからこそ見えたまちの風景があってよかった」と研究室の学生たちも初めての試みに満足した様子だった。今後も、このようなイベントを企画していくとのこと。