新人作家の発掘を狙う電子雑誌「講談社BOX-AiR」が12月に創刊
講談社BOX、キングレコード、合同会社電気本は10月15日、新人作家中心の電子雑誌「講談社BOX-AiR」を12月に創刊すると発表した。iPhone/iPad向けの電子書籍アプリとして350円で提供される。
このプロジェクトの元である「AiR」は、出版社も取り次ぎも通さない作家・個人発の電子書籍アプリとして6月に配信されたもの。作家の桜坂洋氏が名作マンガ「デビルマン」を新解釈で小説化した「デビルマン魔王再誕」など、書き下ろし9作品が収録され話題を呼んだ。
また、キングレコードはアニメレーベルの「スターチャイルド」によって同誌掲載全作品のアニメ化をバックアップ。コンテンツの幅広い展開も視野に入れているという。
さらに「講談社BOX-AiR」は「新人作家の発掘」も謳っており、原稿を公式サイトで募集する。選考の上、連載形式で掲載し、人気が高いものは単行本化が検討され、紙での刊行も狙う。
2011年の春からは月刊ペースでの刊行を予定するが、将来的には週刊も視野に入れているといい、新しい才能が次々と出てくることが期待される。