スターバックスのトリビア~『スターバックスの感動サービスの秘密 』
- 『スターバックスの感動サービスの秘密』
- 荒田 雅之
- ぱる出版
- 1,470円(税込)
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今ではセルフカフェの代名詞と言っても過言ではない「スタバ」。しかし、その名前はすんなりと決まったわけではありませんでした。もしかしたら、「スターバックス」という名前ではなかった可能性があったことを知っていますか?
スターバックスの前身は、シアトルのコーヒー豆専門店「スターバックスコーヒー・アンド・ティースパイス」。元英語教師のジェリー・ボールドウィン、作家のゴードン・バウカー、歴史教師のゼブ・シーゲルの3人で始めたお店でした。
彼らの第一候補は、海洋小説の傑作『白鯨』の船の名「ピークォド(peequod)」でした。しかし、友人からpee(おしっこ)でquod(刑務所)の店なんて、といわれ却下したそうです。
第二候補にあがったのは、シアトルの近くの採掘場の名「スターボ(Starbo)」でしたが、結論は出ずにまた『白鯨』に逆戻り。
そこでピークォド号の一等航海士「スターバック」の名前が候補にあがりました。航海のイメージは新たに店を始める男のロマンを表現するのにぴったり。また、スターバック航海士は荒れくれ男揃いの乗組員のなかでも、常識があり、冷静沈着。いざというときの勇気と判断力に長けた人物。彼らが目指すお店の名前に相応しいイメージということで、そこから「スターバックス」は誕生したそうです。
もし店名が「ピークォド」や「スターボ」だったら、これほどグローバルに普及するお店にはなってなかったかも知れませんね。