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今月の新刊採点
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【文庫本班】2007年5月の課題図書
ハンニバル・ライジング(上・下)
トマス・ハリス (著)
【新潮文庫】
税込 各540円
2007年4月
ISBN-9784102167069
ISBN-9784102167076
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荒又 望
評価:★★★☆☆
「羊たちの沈黙」などでおなじみのハンニバル・レクター博士の幼少期から青年期を描いた作品。
本作を読むのは、「レクター・シリーズ」のひととおりを映画で観るなり小説で読むなりしてきた人が大半かと思われる。「羊たちの沈黙」だけは何年も前に観たけれどあまり記憶がなく、小説を手にするのは今回が初めて。こんな立場で書評など、はたして許されるのだろうか……。
読み始めるとき、ついていけるだろうか、と不安だった。読み進めながらも、不安はつづいた。たしかに、ぞわぞわぞわっと忍び寄る恐怖感や緊張をはらんだ重苦しい空気には、どっぷりとひたることができた。レクター博士が愛した人々への強い気持ちも、痛いほど伝わってきた。しかし、実は意味深長な部分なのに気づかないまま通り過ぎてしまっているのではないか、シリーズを熟知していればもっと本当の面白さを味わえたのではないか、とどうしても思ってしまい、結局あまりのめりこめないままだった。
ひとつだけ無理やりアドバイスするとしたら、本シリーズ未読・未観のかたは、まず先行作を読むなり観るなりするか、いっそのこと本作がシリーズものだということを忘れて、まっさらな気持ちで読むか、そのどちらかが良いのではないだろうか。
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鈴木 直枝
評価:★★★★☆
本でよかった。映像ならなば直視できないほどに残虐な場面も自分の想像の采配次第だ。怖い気持ち悪い、そんな作品は本来嫌いなはずなのに前作の「ハンニバル」も読まず観ず、先入観予備知識無しで読んだ。その先を、と読む手が止まらない。本書がトマス・ハリスの入門書となったことを喜ぶべきか、まんまと書き手の思う壺にはまってしまった。
1941年のリトアニア。レクター一家の避難から物語が始まる。度重なる近親者の死、人間のむごたらしい性、酷な試練が12歳の多感期にハンニバルを襲う。心に受けた傷は身体のそれ以上に怨念を生み、青年期に彼はその傷と向かい合うことになる。逃げ手と追い手であるハンニバルの画策、容赦ない復讐劇、思わぬ日本人の登場もあり好奇心の幅は膨らむばかり。残念ながら、その後のハンニバルの人生を今、私は知らない。これはライジング=誕生。始まり。そうだとしたら怖すぎる。けれど知りたい。壊疽のその先まで。
高見浩の訳の上手さにも助けられ、未知の本に出会う喜びをまた得てしまった。
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藤田 佐緒里
評価:★★★☆☆
『羊たちの沈黙』を初めて見たとき、私はあまりの気持ち悪さと怖さにぶるぶると震え、もう二度とこんな怖ろしい映画は見るまい、と心に誓ったのに興味に勝てず『レッド・ドラゴン』も『ハンニバル』も見て、またもやしばらく深く後悔していたのに、結局今回の『ハンニバル・ライジング』も読んでしまった。あぁ、もう1週間くらいは変な夢を見るんだろうな…。
誤解しないでほしいのは、本作は『ハンニバル』の続編というわけではないということ。あの怖ろしいレクター博士の生涯が他作を遡って解き明かされていく作品なのです。私は本当に本当に怖がりなのであんまり本に没頭しすぎないように気をつけて読んでいたのですが、嫌なのにやめられなかったのは私がマゾだからではなく、ものすごく面白いからなのです。
怖がりの人には勧めませんが、読み始めたら止められないことは保証します。お気をつけて。
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松岡 恒太郎
評価:★★☆☆☆
今までに直接お目にかかる機会はなかったけれど、以前からレクター博士のお噂は、聞くとはなしにチラホラ耳に入っていた。
だから彼が、羊の肉だけじゃなくっていろんな肉をムシャムシャ食べちゃう人だってことくらいは存じ上げていた。
その程度の少々の予備知識はあったけれど、勤めて今回はシリーズを意識せず単発の作品として読み進めることにした。
不幸な境遇により人間性を歪められてしまった少年の成長を追った物語である。
なかでも人間の精神世界を垣間見るような描写が印象的で、ストーリーはともかく非常に興味深い作品であった。
しかしながら残念なことに、読書に僕が求める爽快感とは真逆の不快感がこの小説の根本にはドテっと横たわっている。
それだけは、何とも如何ともしがたい。
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三浦 英崇
評価:★★★☆☆
『羊たちの沈黙』シリーズは、タイトルこそよく知っているし、今回、この作品が映画化されることも知っていたけど、手を出したことは全然無くて、「前作読んでないと、いろいろお約束があってキツい」という展開を覚悟したのですが……大丈夫です。この作品だけで、十分楽しめます。もっとも、それまでの作品を読んでおけば、より楽しいのでしょうが。
どんなに外道な所業をしでかした人間であっても、生まれた時から犯罪者なはずもなく、どこかで必ず、一線を踏み越えちゃった時があるのです。「人喰い博士」として、名を轟かせたかのハンニバル・レクターにしたって、人としてのタガが外れるきっかけがあってこそ。作者は今回、過去に遡って、「人はどこで一線を踏み越えるのか」というテーマを突き詰めます。
踏み越えて以降の話も読みたくなってしまったので、課題図書を読みつつ、きっとシリーズ買いこんで読破してしまうのですね俺ってば。ああもう。
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