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ランキング
鯨の王
藤崎 慎吾(著)
【文藝春秋】
定価1890円(税込)
2007年5月
ISBN-9784163260006
>> Amazon.co.jp
>> 本やタウン
小松 むつみ
評価:★★★★★
そのスケールの大きさ、その緻密な描写、どこをとっても最上級のエンターテイメントである。現代の和製ジュール・ベルヌ。
マリアナ海峡で、米軍の潜水艦が原因不明の大惨事に襲われる。一方、小笠原海峡で発見される新種らしき巨大鯨の骨。アル中の鯨類学者・須藤と、米海軍、そして、米バイオ企業に中東のテロ組織まで登場、壮大なスケールと、豊富な知識に裏打ちされたストーリーは、ハラハラどきどき、最後まで一気に読み通せる極上の仕上がりだ。
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神田 宏
評価:★★★★★
光の届かぬ漆黒の闇。うごめく奇怪な深海生物。魂を脅かすような完全なる静寂。そこを悠然と泳ぐ巨大な生物。海洋冒険譚。まさに、これは少年の時に読んだ『白鯨』ばりの血沸き肉踊る物語りである。米海軍の原潜の乗組員を襲う奇怪な死。深海の鉱物資源の開発のために設置された海底基地に襲い掛かる謎の巨大生物。鯨類学者、須藤が深海で発見した新種の巨大な鯨骨。人知の及ばぬ深海で繰り広げられる生物達の黙示録。現代のテクノロジーとプリミティブな生物達の死闘の背景には、人間のおぞましい姦計が横たわっていた。現代に装いを新たにして蘇った「白鯨」の正体は?この夏一番のエンターテインメント小説として一押しだ。
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福井 雅子
評価:★★★★★
深海で幻の白鯨「ダイマッコウ」と思われる骨を発見した鯨類学者・須藤だが、アメリカ海軍、バイオ企業、中東テロ組織がそれぞれの思惑に駆られて探索に乗り出し、巨大鯨と人間の戦いが始まる。
深海を舞台にした海洋冒険小説の大作だが、鯨類や深海についての深い知識のもとに練り上げたストーリーであることがうかがえ、あっという間に物語に引き込まれた。深海という未知の世界をうまく使い、現実にあってもおかしくないという感覚を持たせたまま物語が進んでいき、未知だからこそ可能性に満ちた深海の魅力とロマンをたっぷり楽しめる。大型エンターテインメント小説の傑作である。持ち歩くにはやや分厚くて重たいが、内容的にはバカンスに携えて行きたい1冊。
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磯部 智子
評価:★★★☆☆
深海のような重厚な装丁をまといながら、内容はかなり軽妙、看板に偽りありの快作。前作『ハイドゥナン』もそうだったが、作者の経歴から推測されるような専門的な知識を中心にすえた小難しいものではないが、知識がなくては絶対に書けない深海小説。アル中の鯨類学者・須藤や彼を取り巻く様々な思惑をもつ人々の造形はライトノベル的で、話の運びもエンターテインメントに徹しており、その分すいすいと読み易く、一気に引き込まれていく。構成も凝っていて、曰くありげなアメリカ企業が、深海に潜む幻の巨大鯨を追いかける須藤に支援を申し出るのと並行して、米海軍が多数の変死者を出したマリアナ海峡で、乗組員の死因の調査に乗り出す。その二つがどう繋がるのかと読み進むと、これまたビックリの伏兵が絡んでくる。ラストはチョイと拍子抜けだが、生態系を日夜破壊し続ける人間の責任にも言及しながら、結局、全編深海に生息するかもしれない未知の巨大生物、全長60mの大鯨へのロマンが掻き立てられる海洋冒険小説として楽しんだ。
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林 あゆ美
評価:★★★☆☆
ふつうの人では潜れないほどの深い海の底で起きる事件。人は宇宙に行きたい、たくさんの国を見たいと空高くを目指してしまいがちだが、どっこい、海の底にも宇宙はあるのだ。
鯨類学者、須藤秀弘は、愛しの鯨を追いかけることが何よりも優先された人生を送っていたため、家族に見放され、いまやアル中気味の悪名高い学者になっている。そんな須藤氏に、海のどこかにいるという、まだ発見されていない世界最大の鯨探しというおいしい話がまいこむ。無論、おいしい話にはワケがあり……。
深い海底で、鮮やかに繰り広げられる事件に釘付けになってしまう。いやはや、いろんなモノを欲しがる人間がこの世にいるものだ。知らない海の深い底の世界が目の前に見えてくるような臨場感を新鮮に読んだ。
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